ATSUSHI

ブルックリンの片隅でのATSUSHIのネタバレレビュー・内容・結末

ブルックリンの片隅で(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

まぁ実のところLGBT側の者として言わせていただくとすれば、この主人公には同情しないし、碌でもない連中とばっか連んでは、自身の趣向に反して女を抱こうとする様は見てて虫唾が走る。
と言いながらラストの言い知れない孤独感は身につまされるものがあるのも確か。
まさか、こんな主人公とですら感情を共有してしまった時点で監督の手に転がされてる。

要するに言いたい事を言えない環境下に置かれた者たちへのスポットを当てているのが今作の目的と取れる。
ネットを通じてワンナイトに耽って…は目を瞑るとして、それでもあれほどの素行の悪さには引いたし、もうせっかくのイケメンも台無しだよ。

あんなに美しい花火も霞んでしまう哀しさ、しばらく忘れそうもない。
と、寝付けないほど不安な夜にこの映画をピックアップしてみる。