前編の面白さは何だったのかというくらい、くそつまらん後編。いや、くそは詰まっとる。
思うに前編のストーリーや世界の広がり方が天井知らずで可能性に満ち溢れていたのに対し、後編は何だか映画自体が限界を決めてしまっていて、悪い意味で四角いコンクリートジャングルに追い詰められてしまった感じ。
ていうか生き別れた家族と再会する率高すぎ!
バリカンの親父のモロ師岡の演技は大仰で台詞臭くて作品のクオリティを著しく下げているし、芳子や他の問題ある人たちの描き方も中途半端。肝心のラストのBOXシーンが史上最強にダサいのもアレやし、あの試合のレフェリーは頭おかしい。終わり方はええんやけどなぁ‥‥。
それにしても菅田将暉とヤン・イクチュンの演技は本当に見事。この二人を引き立てる為に他の様々なくそ要素があったとしたなら、まあよかろう。