このレビューはネタバレを含みます
自殺防止サークルのエピソードが後編でガッツリ噛み合うと期待していたのになんだか尻窄みでガッカリ😓
ラストカットの死体検案書の氏名欄が「二木建…」という演出に⁉️っとなりましたが、
悲しいけれど、バリカン建ニは死んだのですよね?
新次の底なしの深い深い孤独を全身全霊で受け止めるべく、建ニは強くなって最後の試合に挑んだのですよね?
死を覚悟の上で、そうすることでしか愛する新次と繋がることができないから…
「ボクは此処にいるから愛して欲しい…」
2人の打ち合いが凄まじい😱
激しい殴り合い、迸る汗と溢れ飛びちる血飛沫
そうしなければ「生」を実感できないかの様に…
「死」すら恐れず、報われることのない想いが、新次の剥き出しの「生」によって打ちのめされ、やがて完全なる「死」を迎える…
物凄い熱量の壮絶ななボクシングシーンの
合間合間に安っぽいデモ行進や、新次の母や、芳子、芳子の母のカットは最早省いて欲しかったかも😓
建ニを本当の兄の様に慕う新次と、
強い新次に対して憧憬の念と、密かに恋慕を抱く建ニのほのぼのとした仲良しモードから、ヒリヒリとした狂気へと加速する様は何とも物哀しくて切ない😢
負けるやつは見苦しい
運のないやつもキライだ