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あゝ、荒野 後篇のliamのレビュー・感想・評価

あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)
3.5

前編に続く後編。

プロデビュー戦を終えた後、トレーニングに打ち込む沢村新次(菅田将暉)と二木建二(ヤン・イクチュン)。因縁のある山本裕二(山田裕貴)との試合が決まって一層トレーニングに励む新次は、建二が自分の父親の死に関わっていたことを知る。一方の建二は図書館で出会った君塚京子(木村多江)に心惹(ひ)かれるが、孤独を消せずにいた。そんな自分を変えようと、彼は兄弟のような絆で結ばれてきた新次と決別することを心に誓う。

新次と山本の試合のシーンがものすごい迫力だった。新次が山本を恨み全力で闘っているのが、表情や闘いから伝わってきた。

そこから健二を筆頭に自分の元からみんな去っていき、魂の抜けた状態になってしまった新次は気の毒だった。

また最後の2人の闘いでは孤独の中闘う新次と過去の自分から脱却するために1人になった健二。この2人の世界で繰り広げられる闘いは熱すぎる。

ただ結局デモや自殺防止サークルなどが後編に上手く関わらないのは残念。あと後編は前編より少し雑に感じた。

2代目社長役の人がなんか気持ち悪くてそれが観ていてきつかった。笑 なんであんな気持ち悪いんだろう。笑

熱い映画だった。
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