まめまめちゃん

アナと雪の女王2のまめまめちゃんのレビュー・感想・評価

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)
3.7
11月24日に字幕版で見ていて寝てしまったため吹替版でリベンジしてきました。

今作のテーマ曲「Into the unknown」は前作の「let it go」よりもパワフルで生命力を感じられて個人的に好きです。エルサにとって周りにお膳立てされての女王さま生活は窮屈だったんでしょうね。本作の自らのルーツを求める大冒険は前作のレリゴーシーン(引きこもるシーン)時よりも数倍生き生きワクワク輝いた表情と躍動感のあるアクションで、大海原へ1人で飛び込んでいくシーンでは涙が出たほどです。要するに彼女は紆余曲折ののち本当の居場所を見つけたという物語なのでしょう。

ただいわゆるマイノリティの人は居場所が限定されるんだ、みんなと一緒というわけにはいかないんだと言われてるような気もして少し複雑でした。誰の中にもマイノリティな部分てあるんじゃないだろうか?おひとりさま映画が当たり前になってる私なんて、マイノリティな部分どころじゃなくマイノリティそのものではないかとよく悩んでみたりもしますから。
と言いながらも、確実に居場所がある上マジョリティな妹の理解と信頼も得ているエルサはマイノリティの理想でもあるわけで、100点満点のラストに違いありません。良かったね、エルサ。
アナはプロポーズされていたけれど、エルサにはパートナーのお話は皆無でした。まあ幸せならいいんです。
クリストフのプロポーズ大作戦は、やるならガッツリやるべきでなんだか中途半端でしたが、トナカイに囲まれて愛を叫んだあの曲はカッコ良かったです。
オラフの出番はそこで流れが止まってしまうため半分くらいで良かったかも。


ちょっと愚痴りますが…


映画の真っ最中になんだか視線を感じて通路を見てビックリ!見知らぬお子さんが立って私をジッと見ていました(通路側の席でした)。他にも上映中にウロウロしてるお子さんはいたし、エンドロールに入った瞬間叫んだり走りだしたりして。ディズニーのエンドロールは長いもんねとは思うけど、連れてきた保護者の方はこの暗闇で心配じゃないのでしょうか。そんなことがあって観賞にやや集中力を欠きました。
厳しいかもしれませんが、この内容でこの長さ、たぶん未就園児だと思われる子供には難しいと思うし、親としてその程度の予習もしないのかと少し驚きました(娘が幼少時は私は予習しましたよ!ネタバレ覚悟で!)。