このレビューはネタバレを含みます
<1回目>スクリーン6 吹
<2回目>スクリーン6
現代的で良くできた続編。
でも単体作品としては欠点だらけ
やってることは最近のディズニー定番ネタ
先祖の過ちを正し(物理的に壊し)、違えた国同士と自然に調和をもたらす。前作の設定を上手く活かし、メインテーマと絡めたストーリー。自然描写も実写と見まごう程の素晴らしさ!
ただ、シナリオにかなり難あり。
最大の問題点は、要のダム!
未知への恐怖心が築いた、自然と隣国への抑圧の象徴であったダムを、自然の力で破壊するというクライマックスは良いのですが、そもそも祖父がこれを建てた理由が「奴らはいつ歯向かうかわからない。ダムで弱みができれば従うはずだ。」とかいう理屈。
普通に考えてこのダム、アレンデールを破壊する武器を与えただけでは?
結局、アレンデールも滅びないなら洪水被害がどうとかって話、必要なかったのでは?
それにダムが森の人々の生活に役立てられてる描写がないので、結果のとこら、祖父は差別的な思考の歴史的悪人ではなく、ただのバカにしか見えない。
その他の欠点は、関係のないサブストーリー
変わらないものだの、クリストフのプロポーズだのと言った小話が本筋の噛み合ってなくて邪魔な上に、いちいちそこに歌がくっついて間延び。
そもそもクリストフは一作目の三段落ちの第二段階ミスリード用キャラだから短編映画の時点から邪魔で邪魔で… 今回の(わざと?)MV風のシーンはギャグ方向に振り切れてなくって満席の劇場が、frozenしてました。
クライマックスは、アナと雪の女王を観にに来てるのにほぼアナの一人芝居で雪の女王はずっとfrozen状態。エルサの魔法をもっと爆発させて欲しかった身としては物足りない。てか、そもそもなんでエルサは一回凍え死んだ?