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アナと雪の女王2のこのレビュー・感想・評価

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)
3.5
前日にレンタルして観た『アナという女王』を観たその勢いのまま鑑賞。前作を観て感じた「あー、この歌唱シーンとか氷のシーンはスクリーンで観た方が迫力あるんだろうなー」というのはちゃんと今作でも感じられた。いやね、氷の描写めっちゃすごい。つーかエルサがめっちゃ強い。もはやサイヤ人かよ!と思いながら観てた。めっちゃカッコいい。

あとオラフの肌?の質感が、テレビの画面では分からなかったすごいあの雪のサラサラした感じが表現されてて面食らった。

歌のパートに関しては、前作の『Let it Go』に対抗するような曲ってまあ『Into the Unknown』だと思うんだけど、まあこれはこれでええ曲だとは思うんですけどレリゴー超えはやっぱムズイのかなと。あと『雪だるま作ろー』的な歌が個人的には見つけられらなかったのが辛いかな…と。

クリストフがまあまあな尺を使ってソロで歌うんだけど、なんか曲自体は面白い気がせんでもないけど完全にストーリーから浮いてるしそもそもアナとクリストフのくっ付くの?くっ付かないの?パート自体が完全な蛇足に感じた。いや、前作のラストですでに2人はキスまでしてるんだからそこからプロポーズする?しない?であそこまで引っ張る必要性が感じられない…この映画っていちばん重要なのはアナとエルサの関係性だと思うから、正直クリストフとかマジでどうでもいいと思っちゃう。彼しかもしれないけどこの話にお前の出る幕なんてねぇよっていう。ギャグに徹するオラフを見習わんか。


ちょっと脱線してしまったが、ストーリーは前作より好きだなと感じた。まあ前作観てないと分からない話だとは思うけど。前作でも感じた、主人公サイド以外の登場人物たちに魅力がない(今作に関して言えばもはや明確な悪役と言える存在もないので…)というのと、いまいち話の展開が急過ぎる(なんかアナもエルサも、何かを見ただけでほぼ一瞬でそれがどういうものなのか分かるのよね、そんなわけなくない?)というのがノイズではあるけど、けっこう壮大な話になってたなぁと。『もののけ姫』みたいな話になってきて、それはすごいなぁと。でも最終的にエルサがアイデンティティを獲得していく話になっていくという。
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