このレビューはネタバレを含みます
描きたかったのは特異点
私はなぜ生まれたのか? なんのために生きるべきなのか?
エルサがその答えを求めて
“良きもの”の声に導かれて旅に出る
答えがある場所
ここに迫っていくシーンはこの映画の中でもかなり見ごたえのあるシーンだったと思う
答えがもうすぐで見つかる、、、
その高揚感に導かれ一歩ずつ
しかし、
そこには何もなかった
あったのは
自分の過去、自分の両親の秘密
なぜ生きるのか?
その答えは外から与えられるべきものではない
自分の内にあるものと心得なければならない
現代、そこは神に頼って生きる必要は無く
「神は死んだ」
ニーチェはそう言い残した
このニヒルな世界では目的は存在しない
自ら目的を作り出していかなければならない
“良きもの”の声に耳を傾け力を振り絞ることこそ
生きるということなのか