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アナと雪の女王2のkomoririririのレビュー・感想・評価

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)
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1を見た時、エルサが魔法を使えることが、働く女の希望に置き換えられていると思った。
愛嬌や器量やコミュ力がなく、横に男がいなくても、知性や一芸で氷の世界を作ることができる。
魔法はそういう人のアイデンティティ、小さい頃の自分には勉強や絵を描くだけだったな、、なんて思い出して、氷の城作って「すこしも寒くないわ〜…」と寂しそうに人を閉ざすエルサに涙がとまらなくて。
王の座についても「精霊の声が聞こえる」なんて言って森に突っ走り、誰かと幸せになろうなんて考えず、1人海に裸のままブッこむエルサが本当に好き。
人の力や協力を仰いでダムを壊すアナのほうが希有で選ばれし女。魔法が使えるよりもすごいよ。
誰にも頼んねーぞ!私は特別なんだ!って自分にムチうつエルサは本当に現代のプリンセスだと思った。
これがサーミ人のようなマイノリティでも、貧乏でも、器量が良くなくても。実力主義の米国から見たエルサは、英雄として、未来のエルサ少女達の心に住み続ける☃️✨
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