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アナと雪の女王2の海のネタバレレビュー・内容・結末

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

素直にハッピーエンドとして受け止められず、正直、複雑な気持ちだった。
アナ雪をなかなか素直に楽しめず、なんでだろうと考えたら、アナとエルサという2人をどうしても比べて見てしまう。
前作を見ると、アナは大好きなエルサや国を守れた上、クリストフというパートナーと出会い、幸せいっぱいに包まれているなぁと思う反面、エルサは、アナや国が平和で幸せになり、自分の魔法としっかり向き合えたけど、国の王女として国を守る責任感・魔法のないアナは経験してこなかったような苦悩や葛藤があったんだろうなと思うし、その魔法とはこれからも向き合わなければいけない。
今作で最終的に、エルサは自分の生きる道を見つけていたけれど、それは、自由のようで自由でないような気がして…。縛られている中、その限られた世界で可能な限り自由に生きている・生きようと自分で切り開いているエルサ。アナよりも、ずっと人生曲がり道だなと思ってしまった。
でも、それが生まれた時からのエルサの定めだと、私の感想を聞いていた家族から言われた。
「エルサは愛子様」
エルサは生まれた時から王様の子・魔法を培う者が宿命で、その宿命を背負っているからこそ、エルサが感じる幸せや手にする自由があるんだなと思って、やっと府に落ちた。
ラストシーンは、力強い女性像。エルサのこれからの幸せを切に願う気持ちでいっぱいになりました。

複数人で一緒に見ていたのだけれど、人によって、映画は見方が違うなぁと思った。
そして、アナ雪をそこまで考えてみる人はいないよと言われました。…自分はなんて捻くれているんだろう。

…あと、アナ雪が流行った時、某番組であき竹城さんがエルサの格好をしている姿を見てから、アナ雪を見るたびに、エルサの顔があき竹城さんになってしまうよ。
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