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ライオン・キングのKaz66のレビュー・感想・評価

ライオン・キング(2019年製作の映画)
4.3
遂に公開となった、超実写版「ライオン・キング」。95年のアニメ版「ライオン・キング」がビデオ発売になった時にパッケージ・エンターテイメントの最前線に居た身としてはとても感慨深く、その(ある意味“究極の”)作品を実写版「ジャングル・ブック」のジョン・ファブローが監督をし、声(歌)をD・グローバー(aka.チャイルディッシュ・ガンビーノ)/ビヨンセで“超実写”再現すると聞くと、居ても立っても居られない程の期待をし初日に鑑賞しました。
とても面白く、アニメ版に忠実なストーリーに感動しました。しかし、点数をつけるとなると(少なくとも自分の中での)最高点は与えられませんでした。既公開国のレビューでは『賛否両論』/シビアな意見が出てるのを知り、でも興行成績としては史上最高ペースで進んでるらしく、きっと日本でも大ヒットすることでしょう。
さて…ではどこに僕は違和感を感じたのでしょう?
(この時点で既に最長文となる事確定です。)
映像はホント素晴らしいです!音楽もアニメ版よりもより本格的というかアーティスティックにアップグレードしてます。(僕の1度目は吹替版で観ましたが)吹替も上手くゲスト声優もしっかりこなしてます。
じゃあ何が? やっぱり“超実写版”なのかなー?
昔何かで読みましたが、アニメは『監督が意図したもの(描いたもの)しか画面に映らない』すごく恣意的な表現である。ハズなのに、映像は超リアルで、動物の仕草/木々の葉がそよぐ様/水の流れ/土ぼこり まで凄く忠実に再現されてます。たぶん『1/f ゆらぎ』みたいなトコまで計算されてクリエイトされてるのでしょう。
でも、監督の恣意的な(=思うままに、論理的な必然性がない)表現はどこにあるのでしょう?
「トイ・ストーリー4」はオモチャが意思を持つところで既にファンタジーです。「ダンボ実写版」も🐘の表情がアニメ的だし、空も飛びます。しかしながら、「ライオン・キング」超実写版の表情・動き・戯れ合うようなシーンまでリアル過ぎて“恣意的さ”が感じられないのです。
それでもこの点数(「トイ・ストーリー4」と一緒)なので、面白くないわけじやなく、十分感情移入もできるし、泣けます。
でも、最新技術でここまでやれるなら…、(カテゴリーとしてはアニメ?)のフル3DCGでもっとファブロー監督の“恣意的な”表現を見てみたかったと思ってしまいました。
それでも、あと何度かは劇場に行くでしょう。コレは4DXでも観たいし、字幕版は必ず観に行きます。それぐらい作品としては上出来です!