がっきー

ライオン・キングのがっきーのネタバレレビュー・内容・結末

ライオン・キング(2019年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

民主主義ってこのままでいいんだっけ?
そんな疑問を投げかけてくる。

ムファサ : 絶対的な権力者。めっちゃ強い。国のために厳しい法律を設けて国を統治。
→国を維持(力で)を最優先し、国は崩壊

スカー : 絶対的な権力者。ルールのない、好き勝手に生きられる自由な国が欲しい
→私利私欲(反逆者は陰でチョンパ)を最優先し、国は崩壊

シンバ : 自由で、法律がなくてもすべての国民が幸せに生きられる国を夢見る
→反逆者を暴力で黙らせることでしか国を維持できない
→上2匹と同じ

自由気ままに生きるその暮らし方が、意図せずとも世界を正しく循環させる。それがライオンキングで描かれている理想の世界。
しかし結局シンバも暴力(力)に頼らなければ国を取り戻すことは出来なかった。

暴力は民主主義ではない。

シンバは国を取り戻せたものの、明るい夜明けではなく、暗い雨の中で勝利を勝ち取った。今後の民主主義の先行きを象徴している。
がっきー

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