ぐりんでる

ライオン・キングのぐりんでるのレビュー・感想・評価

ライオン・キング(2019年製作の映画)
4.6
さすがはハッピー!スタークインダストリーの莫大な資金を遣い偶像の動物たちに命を吹き込んだ!この壮大な命の輪、すなわち命のバトン繋ぎの物語は、ヒーローの意志のバトン繋ぎに一役買ったハッピーにしか作れない🤖🕷🦁

こんなにオリジナルに忠実だとは驚いたた。多少のキャラ変更、些細なセリフや描写に違いはなさそうだし、ストーリーから音楽まで大枠はほとんど同じ

ディズニーの実写版といえばキャラの掘り下げなどを加えてより肉厚にしているので、そこは少し物足りなさを感じたが、アラジンの次くらいに擦り切れるほど見てきたので、なんだか懐かしい気持ちにもなれた。


そして動物ドキュメンタリー番組が好きなので、凄まじい超実写の映像にはただただ魅入った。僕の思い出にもダーウィンが来た!🦁

オープニングの『Circle of life』とともに変な形のでかい岩ん所に向けて続々と集う動物たちの動き表現、映し方もほぼアニメと一緒で、超実写となることでより壮大なシーンに仕上がっていた。馴染深いどの楽曲についても自然とにやけながら鳥肌が立ちまくり。鳥といえばザ ズーって超実写ではかっこいい見た目の鳥だったんだね🐧

オリジナルとの違いと言えば、ハイエナについては設定が変わってた。オリジナルでは上下関係はなかったが、今作では一匹メスがボスとして君臨してた。
まぁこれはこれでよかった。何しろ、ボスハイエナのシェンジの吹き替えが沢城みゆきだったのでハイエナがすごいセクシーに見えてきて惚れそうになった。あぶねぇ〜🐶

もう一つ、楽曲についてスカーの歌だけはオリジナリよりはるかにスタイリッシュになってた。歌だけでなくキャラ的にもジャファー同様クール化。
江口洋介の声も合間って、スカー特有のいい感じの小物感は薄れていたが、権力欲しかない冷血漢として別のベクトルでキャラ立ちはしてるように見えた。
やってることは全く同じだが、雰囲気が湿度の高いつかみどころのない狡猾な悪者から、渇いた冷徹なインテリ悪党になったような感じ

これは超実写化により、リアルな動物たちはアニメのように大げさな表情をつけられないので、キャラが一様に顔芸や表情が乏しくなっていたから悪党組はコミカルさを最小限にとどめさせたのかな
まぁ、全てのキャラで細かな感情の機微が省かれてしまっていたが、超実写なので仕方がありません。リアル動物の表情が豊かすぎたら怖いからね

コミカルといえばティモンとプンバはちゃんと全開でした🐷囮作戦での「ひとりぼっちの晩餐会」は笑った。こういうセルフパロディは本当最高


しかし最近ディズニーソングばかり聞いて歌っているなぁ🐯

劇団四季からスカウトされるんじゃないかとヒヤヒヤしています…🦁