『 ＴＨＥ ＣＹＣＬＥ
~善し悪しの弥次郎兵衛🦁~』
ジョン･ファブロー監督曰く、
「観ていただいた方の意見が賛否で割れているのですが、これこそがよいサインなんです。新しいイノベーションであるということの証になるわけですから。まさに僕にとって『アイアンマン』のときがそうでしたからね」との事。
今作はまさしく否定意見上等の映画界のイノベーション作品❗️そういった意味では、文字通りの超実写的美麗映像には確かに感嘆しつつ、ただ最終的には本当に“それしか無い”映画でもあったと感じてしまいました🙇💦
いやぁ、それにしても思いきりましたねぇ～😁 前述の感想はホント正直なとこなんですが、ただ一概に否定ばかりは出来ない映画でもあるわけです。というのも、実写化(実際はCG)するにあたり、製作陣は恐らくある一点だけにこだわって作ったのではないかと...
それは造形というリアル。
但し、それは視覚に限定されたリアル。本当にその一点にこだわったかどうかは別として、確かに映像はスゴかったです‼️😨 オープニングの“完全再現”には、当時『ジュラシック･パーク』を映画館で観た者として「技術はついにここまで進化したか！」という感動もありました。しかしその一方で、元のアニメ版にあった魅力は大きく損なわれたとも感じました。視覚的リアルにこだわるあまり、各々のキャラクターの魅力は大きく失せ、作り込まれた“極力のリアル”に表情は乏しくなり、また、その表情に乗せられるセリフは空回る... アニメ版では気にならなかった事も、そんな感じで色々気になってきちゃう😢 そうなってくると、今さらながらこの物語自体にも無理を感じてきてしまい... 食物連鎖の関係にありながら他の動物から崇められる事が？とか、あの二匹との生活であんなに立派に育つか？とか、あと幼いシンバ放ったらかし過ぎじゃない？とか...
というわけで、とにかく映像に関しては一見の価値有りです✨ いや、ホントに。それにしても、こういった触れ込みのある映画って何年かに一度必ず現れますね😅 前述の『ジュラシック･パーク』しかり、『マトリックス』しかり。サークルっていうかサイクルやん言うてね😌興行的には御の字の様ですが、さてこの映画それらの作品と本当に肩を並べられてるのかな🐼❓
