映像の迫力に圧倒されたライオンキングでした。オリジナルにストーリーは忠実で、新しい要素は「映像革新」というものです。ミュージカル要素としてはやっぱりいい歌が多いですし、テンションが上がりました。
アラジンがアニメ版より「現代を反映させた新要素」が強かった分、そこをライオンキングで期待した人にとっては物足りなさも感じたかもしれません。
冒頭から映像の作り方を含め、discoveryチャンネルを観ているようなカット割りでありながら、CGでしかできないような世界観に引き込むのは凄いなと思いました。この「実写とCG」の中間をオープニングから見せることによって、アニメ版→超実写の切り取り方を楽しみました。
また、アニメ版に比べ、表情による表現が難しいため、効果音とか「間」の取り方によって「空気」を作っていましたが、全部は補えていなかった印象です。
まだライオンキングに触れたことがない方、昔見たことがあるけど忘れてしまっている方など「超実写化」を大きなスクリーンで味わってほしいです。「ハクナ・マタタ」は観終わったら口ずさむ!あるあるです。(©あんこ)
2019年公開作品 111本目