小学生の頃に父親が買ってくれたクイーンのベストアルバムのおかげで洋楽を聴くようになったのでリアルタイム世代ではないですが思い入れ深いんです。初めてフレディの風貌を見たちびっ子の頃の私は「へ、変態だ！」とついつい思ってしまったものです。全身タイツのヒゲおじさんは小学生にはいささか刺激的でした。しかしながら、既に亡くなっている事を知った時はとても寂しい気持ちになりました。
さてさて思い出話はこの辺にして、ボヘミアンラプソディ！最高でしたね！超良かった！！
フレディを演じたのはラミマレック。『ナイトミュージアム』や『ショートターム』なんかに出てる顔の濃いお兄さんですね。ドラマの『MR.ロボット』では主演を務めてますし素晴らしい演技を発揮してますね。そんなラミ兄のフレディ、予告の時点でだいぶ凄味が出まくってましたけど、マジで死ぬほど似てるな！ってかふとした時にあれ？本人映像？と勘違いしてしまいそうになるほどでした。そしてメンバーのブライアン、ロジャー、ジョンも死ぬほど似てるな！ちょっと再現率だけでも半端ねェ！
とても丁寧かつテンポの良い語り口で、フレディがバンドを組むところから、皆さんご存知ライブエイドまでの間を描いています。クイーンを全く知らなくても無問題！まさにこの映画から入門するのがぴったりだと思います！
ボヘミアンの録音シーンや数々のライブシーンも最高ですが、やっぱりラストのライブエイドのシーンは至高！久々にスクリーンがボヤけて見えない状態になってしまいました。何度も映像で観たライブエイドですが、まるで現場にいるような高揚感を味わう事が出来ました。本当にありがとうございました。
音楽映画でありつつ、フレディのパーソナルに触れるという事でゲイ映画の側面もあります、そしてワイスピが如くファミリー映画でもあります。彼の光も闇も余す事無く拝む事が出来ました。本当にラミマレックは素晴らしい。凄すぎました。
