KUJIRA

ボヘミアン・ラプソディのKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

IMAX鑑賞
30分前にチケットを買ったら、誰もいない列が前3つしかなかった。しかも適度に散らばっている。IMAXでこんなに人が入っているのは見た事が無い。往年のファンらしき年齢層から若者まで、未だ色褪せないQUEENに魅せられた人達と思われる。
誰もが一度は聴いた事がある楽曲達が生まれる瞬間を切り取ったシーンの数々に興奮が抑えられ無い。
フレディ マーキュリーがエイズで死んだぐらいは知っていたが、彼のストーリーをほとんど知らない事に気付いた。ソロアルバムまで持ってたのに!
フレディの強烈な個性の陰で、コンプレックスや孤独に苛まれていた描写は心に突き刺さる。人種やゲイに対する風当たりは、相当にハードだったであろう。
メアリーはとても綺麗な女優さんが演じていた。キルスティン ダンスト似かな。メアリーとフレディが互いを大事に想う反面、距離が開いていく過程が真に迫っていて胸が締め付けられた。彼氏を平気で紹介しちゃうシーンは無神経にも感じるが、心配してフレディの家に行く心遣いも見せる。
しかし許せないのはポールだ!あの寄生虫のせいでバンドは解散して、フレディの生活が乱れまくってしまった。どの段階で感染したのか分からないが、ポールに惑わさればければエイズとは無縁だったかもしれない。
エイズを告白するシーンや、死期が迫った状態での歌詞に涙が溢れた。ボヘミアン ラプソディ何て辞世の句みたいな内容になっている。まだ病魔に蝕まれていない時に出来た曲だから、なおさら切ない。
もう楽曲は最高としか言えない。元々名曲であるのに、IMAXの高音質大音量で昇天。新しく録音したのか、リマスターなのかは不明。
ラストのライブ エイドのシーンは素晴らしかったのだが、ちょっとマニアックな曲を間に挟んでいたのが気になった。実際に演奏した曲であろうが、最高潮に達した時に「この曲?」と感じてしまったのが残念だった。エンドロールの1番最後の曲も「これで締めるの?」と言う印象。
まぁそんな些細な事はどうでも良い。
QUEENの魅力が凝縮された傑作。
QUEEN最高!!
KUJIRA

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