"♫Goodbye everybody - I've got to go"
さようなら みんな 僕はもう行かなくては
-Bohemian Rhapsody
流星綺羅星の如く、栄光と苦悩に揺れた人生を駆け抜けたミュージシャンであり、アーティストであったフレディ・マーキュリーとクィーンのLive Aidまでを追った伝記的音楽映画。
映画のチカラというより、音楽が持つエネルギーと、天から選ばれしアーティストが持つ求心力が時代を巻き込んでパワーを解き放つ様を、ラスト21分Live Aidの見事な再現でこれ以上無い説得力を持って映像で表現出来ている。
鳥肌が立ちました。
映画で感動や気持ちを揺さぶられることはあれど、鳥肌が立つのは初めてです。
若かりし日に運命の如く出会いお互いのほぼ全てをぶつけ合い、家族・友人以上の絆で結ばれているであろうジョン、ロジャー、ブライアンのパーマネントのメンバーとでしか、奏で合うことで解き放たれるあのエネルギーは出ないであろうことが伝わる。
"♫We will we will rock you"
お前達を揺さぶるぜ
本物だったアーティストは時代を超えますね。
監督は「ユージュアル・サスぺクツ」や「X-MEN」のブライアン・シンガー。しかし、制作サイドとの衝突もあり、なんと途中降板。次に白羽の矢が刺さったのが俳優でもある「イーグル・ジャンプ」の監督デクスター・フレッチャー。結果二人の監督の感性が作品に影響をあたえ、音楽映画として素晴らしい仕上がりになったんでしょうね。(それとデクスター・フレッチャー監督はイギリス出身で、年齢から想像するに多感な時期にクィーンの盛り上がりをリアルで経験しているのかも。。)
ドキュメンタリーに仕上げず、メンバーの監修を元に物語に仕上げたことで多少実際の事実や作品リリースが、脚色があったり前後したりはありますが、バンドが浴びた時代の熱狂とその影で人生に苦悩する姿を映画として見事に投影が出来ていると思います。
ボヘミアン・ラプソディー
その意では傑作と呼びたい。
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フレディ・マーキュリーの訃報は、子供の頃FM802から流れたニュースで聞いたなぁ。。
ただ、エイズの告知を受けたのは87年頃?だから、Live Aidの85年はまだフルパワーの状態だったんじゃないかなぁー。。なんて。
ブライアン・メイそっくり過ぎるだろ!
レッドスペシャルを6ペンスコインで弾いてたか興奮してたから見逃したよ。。