KozyBlaugrana

ボヘミアン・ラプソディのKozyBlaugranaのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.3
もう何て言って良いのか…オープニングの20th FOXのテーマからブライアン・メイのギター仕様になってるし、最後のライヴ・エイドの再現約20分とエンドロールのDon't Stop Me NowからのThe Show Must Go On(最後これくるんじゃないかと予想してた。そしてエンドロール始まってすぐに退席していた若者が何人かいたけど、分かってないなーと勝手に思ってしまった)でもう涙腺が…隣に座っていたズバQUEEN全盛期が青春時代であろう、自分より6、7つ歳上のお姉様はもう後半ずっとグシュグシュで大泣きしておりました。

ヴォーカルのフレディの半生とともにQUEENというバンドの誕生からの軌跡を描いているわけですがいやはやフレディの人生って本当波瀾万丈だったんだなと改めて再確認。

中学の時、ノエビア化粧品のCMで、ノリノリのダンスチューンがかかって、QUEENでなくフレディソロ名義の曲だと知り、この曲は好きだけど、随分今までのQUEENとかけ離れた曲やってるなと当時思ったけどそういう経緯があったのかと。そして当時QUEENは確か東芝EMIからリリースしてたけど、フレディのソロはCBSソニーからなんだど素朴に思ってた疑問も理解した。

QUEENは確かにその時その時で色々と変化してきたけど、Born To Love Youはそれまで聴いてきたQUEENとは本当に何もかも違う感じで当時はとても斬新だった。後にフレディ没後、メンバーの演奏を入れ直してQUEEN名義でリリース(日本ではキムタク主演のアイスホッケーの主題歌で人気が出た)した、あのロックな感じはいかにもQUEENであれはあれで好きだけど、やっぱりBorn To Love Youはオリジナルの方が好きだったりする。

話脱線したけど、結局ソロアルバムのMr. Bad Guyは大コケ。本作品ではQUEEN復活の下りはかなり美談化されている感もあるけど、仮にあのソロアルバムが当たってたらどうなってたかな?とたまに思う時がある。あと個人的には、ベースのジョン・ディーコンが若干序列が低い扱いを受けてたんだなという事が悲しかった。地獄へ道づれとかベストフレンドとか名曲作ってる才能あるミュージシャンなんだけどね。

とまあ大好きなバンドなので色々と思い入れがあるのでつい映画以外の話にも脱線しましたが、QUEENファンはマスト!だし、ファンでなくともロックファンであれば是非観て欲しいです。出来ればIMAXとか音響が素晴らしいところで観ることをお勧めします!いやー本当観て良かった!
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