シノミー

ボヘミアン・ラプソディのシノミーのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.2
このバンドがいなかったら、この世界はきっと違う何かになっていただろう。
僕はクイーンに関してはほとんど知らない。
年代が全く違うし、耳にしたことがあるだけでフレディ・マーキュリーのことも全く知らなかった。
だけどこの映画を通してその歴史を知ることができた。
この世界を変えるくらいには、影響力のあるバンドに見えた。
メンバーではない。家族だ。
これが全てだ。彼らは絆で繋がっている。
だからこそ、フレディの葛藤は深く、立ちはだかる壁は高い。
何度も悩んで、間違えて、傷ついて、
傷つけて、失敗して、孤独になって、恐れて、悔やんで、それでも諦めきれなかった。
この経験があって、それを支える人がいて、家族や友人がいて、クイーンは真価を発揮したのだと思う。
新しい挑戦を繰り返し、失敗を恐れずにやってきたからこそ、ロック業界の歴史に名を刻んだ。
ラスト20分、あなたは何を思うだろう。
全てを背負って観客たちの前に立つ男の生き様を劇場で観てください。
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