クイーンは成功したバンドグループだ。
誰もが分かっているこの事実をただの伝記として描いても面白くない。
これはただの苦労話ではない。
バンド間のいざこざ、フレディーの寂しさを名曲の成り立ちと共にとても心地いい感覚で紹介してくれる長いPVのよう。
この映画一本が、音楽作品だった
偉大な音楽とそれを全力で奏でる人、そしてそれを全力で受け止めて愛する人たち
その熱が序盤から徐々に徐々に大きくなって、最後の20分間で爆発する
その爆発はスクリーンもあっけなく超えて観ている人の心に頭にドッカーンと響いて気持ちが揺さぶられて涙がびっくりするぐらいでた。
私も色んなアーティストのコンサートに行くけれど、あの大勢の人達が、一点を見つめて、同じ歌を歌う、あの巨大なパワーにはいつも感動する。それを映画館で味わえるとは思わなかったし、最後の20分の前に、様々なフレディー・マーキュリー、そしてクイーンの歴史を垣間見れたことでより感動が増した。
終わったあとはみんな
we are the champions〜♪
を口ずさんで帰ると思うなぁ！
そしてサントラを聴くよねみんな！
こうしてクイーンを知らなかった人達が聴くことで受け継がれていくってほんと素敵。映画、そして音楽は偉大だ！
