バートロー

ボヘミアン・ラプソディのバートローのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.5
天才ミュージシャンのフレディ・マーキューリーの伝記映画というよりかは、もはやフレディ・マーキューリーの人生を通して描く超絶怒涛の人間賛歌、人間愛炸裂映画と言う方が正しい気がする。製作に長い時間がかかり、主演や監督の交代があったとは思えない統制されたクオリティと役者の熱意があり、特に終盤のライブシーンにはとにかく圧倒されてしまった。伝記映画にはつきものである脚色や省略もドラマをより良い方へ盛り立てていた。主演のラミ・マレックはそこまで似ているわけではないのにも関わらず、勢いと技量でもってそこにフレディを見させてくれたが、あとの三人(特にブライアン・メイの人がヤバすぎた)の完全コピーQueenがそれを更に印象付けたように思う。いいコンビネーションだった。何度でも言うがブライアン・メイ役のグウィリム・リーが魅せるブライアン・メイがしそうな顔の演技は語り継がれるレベルだと思う。良い映画を観た。