Ryan

ボヘミアン・ラプソディのRyanのネタバレレビュー・内容・結末

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

全米興行収入5000万ドル
監督降板劇もあったがまさかの大ヒット
いま世界にQueen旋風が起きている

監督はブライアンシンガー
しかし、途中降板
だいたい監督が途中降板する作品はコケると言われている。

ブライアンシンガーもゲイでありそのためかフレディの描かれ方に愛を感じる

伝説のバンドQueen
彼らの物語を超えれるのはリーダーのフレディマーキュリーだけだった。

主演ラミマレック

ラミマレックの役作りがすごい
少し男前なフレディだがかなり似せてきている
we will lock youなど有名すぎて予習で聞くのは控えていたが
ラストの展開で考えさせられた
なぜならみんな知ってるのだ
どこかでQueenの音楽を一度は聞いたことあるのだ
それがこの作品のヒットであり斬新な点だ
ラスト21分が衝撃という
まさにその通り
ある意味伝記映画では斬新だ
まるでMVと言ってもおかしくはない

残念な点は才能が育まれた移民やセクシャアリティが彼の闇となっていたはず
この年代なだけに
ただ、この作品ではあまり触れず
むしろクィアに対する葛藤がないのである

しかも何点かおかしな点があるのだ
フレディがエイズだとメンバーに打ち明けるシーンはlive aid これは1985年
しかし実際診断を受けたのは1987年である
さらに、フレディのソロがメンバー間の亀裂の原因という描かれ方だが実際はロジャーとブライアンがソロアルバムを先に出しているのだ

つまりドキュメンタリーではなく史実に基づいて改変されたものであるのは確かである
それを立証するのが
批評家である
彼らの評価は100点中49点
しかし、観客点は10点中8.4なのである
ここまでポイントに差が開く映画はとにかく珍しい。
脚本は正直つまらない
Queenの音楽に助けられているイメージだ

ラストの怒涛の音楽には思わず涙を堪えることができなかった。
一種の娯楽としてみてほしい
Ryan

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