ガラムマサラ

ボヘミアン・ラプソディのガラムマサラのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.4
鮮烈に生きた、男の魂。


誰もが知る、伝説のバンドQueen。そのボーカル、フレディ・マーキュリー。
彼の目線で描かれる、Queenと彼の一生。
一生に一度は聴くであろう名曲の数々と共に、フレディの成功と苦悩が描写されています。

ビートルズに次いで有名なイギリスのバンドなだけあって、その成功はシンデレラも真っ青な圧倒的なサクセスストーリー。
ですがその裏には相当な苦労と、自信の性癖に悩まされるフレディの苦悩、高すぎる有名税と、圧倒的な才能ではどうしようもない壁が立ちふさがっていました。

どんなに有名で、曲が売れても、本当に欲しているものでは無かったときの空虚感。
そのつらさが滲みでているようで、後半は常に涙腺ウルウルでした。

何より外野からはわからないその内面を描くことで、そのあとに聴く曲の歌詞が心に刺さる刺さる!!
最後のライブのシーンなんて、文字通りフレディの魂の叫び、メッセージであり、最後の炎を燃やし尽くすかのような熱唱に魂を震わせられました…………!!
あんなの、絶対泣いてしまいますよ……………!



あと言いたいのはキャストがQueenそっくりなところ!!
特にお前ブライアン・メイ本物だろ!!