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ボヘミアン・ラプソディのMoDのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.2
ドルビーで視聴。音楽量的にはミュージカルと変わらないからこれで正解だったと思う。客層がいつもの映画と全然違うからそこそこビビった(クイーンドンピシャ世代のおばさんたちがたくさん)。アルバムを中学の時買ってたから曲は全部わかるけど、フレディがゲイなこと、身体を壊したこと、亡くなってること、あとはメンバーの顔しかわからないからなんか申し訳ない。

20世紀フォックスの段階で掴みに来る最近の感じ、スキ。iTunes Storeでフルプライスの250円で売ってるのウケる。演奏者がホンモノだから仕方ないね。
ゲイ的な意味で常に不穏な空気を纏いつつ、結婚を申し込むシーンは幸せいっぱい。レコーディングシーンは楽しいしメンバーが音楽に一直線な姿が良い、、、のもこの後の対比なのがわかるのが辛い。壊れ始めたバンド、身体、人生、から立ち直る時の雨の中走っていくシーンが印象的。ここからのシーンは映画とフレディの終わりに向けてほぼ全部泣かせに来てる感じ。病院のモブのAy-Ohで完全にこの映画のラストに火が入ったよね
バンド、家族、病気らと向き合うシーンの連続で、周りのおばさんたち大号泣。つられてこっちも涙腺が危ない。
ライブエイドのシーンも普通に知ってるいつもの曲なのにヤバかった。あえていうなら元スポンサーが映るシーンはいらなかったと思う。もうそのシーンなくても観客には全部伝わってたでしょ。もったいない。
ライブが終わってスローで退場するシーンで、待ってフレディ行かないで!と思う間も無くラストシーンとスタッフロールが繋がって、止まれーって思ってたのをあざ笑うかのようなナイスな選曲。
スタッフロール単体でも感情揺さぶられたから、良い作りしてるなって思った。

あと、今回タイトルはボヘミアンラプソディーでエンドクレジットは---だけど、この2つをどの曲に入れ替えても成立するよなーって全部終わってから思って、改めて謎の感動をした。
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