良かった。圧倒され続けた。
唯一無二の才能。あれだけ声量があって、なおかつ甘い声。一度でいいから、あんな声が出せたらと羨む。神に選ばれし者の壮絶で孤独な人生。
最後のウェンブリースタジアムでのライブエイドの場面では、自分が一般人でホッとしたほど。
素晴らしい楽曲が生まれる場面に立ち会えたかのような幸せに震えた。
伝説のスーパースターを演じ切ったラミマレックに心から敬意。彼の雰囲気なら同じく唯一無二のプリンスも演じられるのではと感じた。永遠の恋人メアリーの存在は全く知らなかったけど、とても安定した母性ある女性として描かれていて、男と女の大いなる差が描かれていたと思う。
エイズは世間を騒がせていたよ、と昔を思い出す。ダイアナ妃がエイズ患者と握手する場面が世界中で何度も何度も報じられたり。次々と才能ある芸術家がエイズで亡くなっていった時代。
若い時に理解したつもりの歌詞、字幕で読めて、その深さに脱帽。
満点じゃないのは、やはり本物のフレディの方がずーーっと良いから、IMAXで昔の映像見たいな。もっとノリノリで皆でスタンディングで歌う感じを勝手に想像してたから、ストーリーが重過ぎて、移民の人達の世界が辛かった。
