QUEEN自体に特に思い入れはないけれど、「オペラ座の夜」はLPを購入したし、「ボヘミアン・ラプソディ」はそのドラマティックな曲構成が気に入って当時は結構聞いていた。正直あの白黒ダイヤ柄のタイツ姿は、自分の中では「マカロニほうれん荘」のクマ先生に直接つながってしまうんだよね。
フレディ・マーキュリーという一人のパフォーマーの半生ドラマとして見ると、かなり脚色されているようだし、映画の構成自体は割とフツウ。中盤の世界ツアーでの熱狂感描写はもうひとつだったし、都市名を飛ばすだけって・・・?? 流石に安直 まぁ70年代ぽくはあったけど。
「ボヘミアン・ラプソディ」のレコーディングシーンは楽しかったが、あの曲と歌詞が出来上がる過程をもう少し描いてほしかった。あとは自身がバイセクシャルであることに気づくあたりがなんかふわっとしてたなあという印象。ジムとのつながり感も少々盛り上がり不足と感じた。
ただ音楽の熱と力は十分に感じられた。あのLIVE-AIDの再現度にはびっくり! YouTubeで当時の実映像を確認してみたが、CGモブだとしてもスゲエわ。