マオ

ボヘミアン・ラプソディのマオのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.5
伝説と呼ぶにふさわしい彼らの姿があまりにもかっこよくて、素晴らしくて、QUEEN世代に生まれたかったと心から思った。
最後のライブシーンで映し出された観客の姿が、映画を見ていたわたしの姿表情そのものすぎて、今この劇場にいる人たちみんなでこのライブを体感し共有しているあの感覚が本当に最高すぎるから、ぜひぜひぜひ映画館で見てほしいと勧めたい作品。

座席でじっと座って見ているのがまるで拷問のようで、応援上映だけに限らず、客席で肩を組んで揺れたり一緒にリズムを取ったり拳を突き上げたり拍手したり、もう全力でノッて踊りだしたくなってしまうわ。。
音を感じずにはいられないというか、もういっそこれは映画ではなくライブというくくりにしてみんなでAyyy Oh!って歌ってライブ感全開で見たい!って気持ちが募りまくりもうとにかくうずっうずした!!!
観客との共鳴シーンは最高すぎてもう本当に痺れた、、

普段は部屋の隅にいて自分の居場所がない個性の違う人たちが集まってできた唯一の居場所であり家族であるQUEEN。
“みんな孤独だけど1人じゃない”というフレディが心の支えにしていた家族の共通点も、自分の秘めた気持ちを自覚し始めたことやメンバーに本当の家族ができ始めたことで崩れていき、次第に本当の孤独の闇に1人どんどん堕ちていく。
たくさんの人に囲まれ、孤独を必死に隠していても埋まらない寂しさを、悪い方向で紛らわそうとする彼を見るのがすごくツラくて苦しかった。
どんなに衝突しても自分に正直にぶつかってくれる相手がいてその愛に気付けるか気付けないかが人生の分かれ道。

最後のライブシーンは本当に圧巻。ぼろぼろ泣いた。彼らがここに来るまでの経緯を踏まえて聞くと、歌詞の重みがずしっと増していろいろ込み上げてしまう。
本当に本当にかっこよかった〜〜!!QUEEN最高!帰り道で聞くサントラがまた最高すぎて、心の中で1人盛大に一緒にWe Will Rock Youをやってた。笑
万人ウケがいいとか関係なく自分たちの信じるもの、やりたいと思うものを貫く信念が最高だ!!!
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