フレディ・マーキュリーを主人公にしたクイーン誕生秘話。
最初、大きなステージに向かうフレディの後ろ姿に音楽がかぶさるシーンですでにじんわり感動(早い)。
そこから時が遡って、まだ空港で働いていた若者時代から、クイーン誕生、その後の独立問題や仲間とのすれちがい、アルバム作成の背景などが描かれ、、クライマックスの20分以上に渡るライブ・エイドの再現は圧巻だった。
フレディの本名と出身地などクイーンファンなら基礎知識だろうことも、知らないことばかりだったので、新鮮な驚きと共に楽しめた。厳格な父親と和解して抱き合うライブ・エイドの直前シーンで、それまで自己中心的なところもあったフレディが仲間と共についに父親が誇りに思う仕事をする、ということで涙ぼろぼろ。
キラー・クイーンはじめ、クイーンの有名曲が沢山流れるので、贅沢なPVみたいな感じも。ボヘミアン・ラプソディの「♪ガリレオ ガリレオ ガリレオ フィガロ」の録音シーン、あんなことになってたとは！
みんなでマイクに集まって歌ったり、音楽作りが本当に楽しそうでわくわくした。
フレディ・マーキュリーの天才的な音楽センスと、スターの孤独と、成功と、いろんなものがつまった良作。
