自分がステージに立って初めて得ることのできる感覚というのが、音楽には絶対あると思うのですが、この映画にはそれが詰まってる。QUEEN初ライブでフレディが周りの目を無視して楽しそうに歌い踊るシーンは、眩すぎて思わず目を伏せてしまった。夢があれば、どんな悩みも苦しみも取るに足らない些細なことだ。自分のために奏でる音楽には夢が詰まっている。
純粋さを保ったまま成長できるバンドというのは、本当にすごい。周りに媚びない音楽を作れる人は本当にすごい。「初期の方がよかった」と言われるような初期衝動というのは、本当によくあることだと思うんだけど、それは結局周りの目が気になってきてしまうからなんだよね。その純粋さを守りきったバンドだけが音楽を輝かせて、人を本当に感動させるんだ。
