りょんりょん

ボヘミアン・ラプソディのりょんりょんのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.0
立川シネマシティ two/1階/a studioにて鑑賞(11月25日鑑賞)
極音上映
ボーカルメインではなく、ギターかベースメインで聴く私にとって、メンバー全員が対等なバンドというイメージのQUEENのボーカルパートの人をメインに描く映画にかなり抵抗があり(予告編でもそれを感じていました)、パスしようかと思っていましたが、評判もよかったというのもあり、観てしまいました。見逃さずによかったです。
映画としては、LSD(リードシンガー病)を患ってしまったボーカルの人のバンドへの復帰というお話を、史実を元にして作ったというものです。LSDに罹ると普通は治らないんですけどね(笑)。
この映画は、私のように、QUEENというバンドを知っているし、有名曲も知っているし、アルバムも買ったことはあるけど、バンドの歴史自体は知らないという人が一番楽しめるような気がしました。コアなQUEENのファンの方なら、これは史実と違うとか、時系列がおかしいとか、ブライアン・メイはこんなに物分かりのいい人物じゃないだろう(笑)とか、色々とツッコミに忙しくて楽しめないような気がしました。考えすぎかな。
史実は原作として、映画は映画として楽しむという姿勢が、この映画の向かい合い方としてはいいと思います。
予告編では、主演俳優の人はフレディに似ているよなって思っていましたが、映画をずっと観ていると、そんなに似てないよなって。ブライアン・メイ役の人の方が、そんな顔とかかなり似てるわけじゃないんだけど、ブライン・メイがそこにいるって印象を与えてくれました。