Nobuo

ボヘミアン・ラプソディのNobuoのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.0
涙涙のラスト20数分間でした。
僕はクイーン世代やないからせめて流れる曲くらいは聴いとこと思ってここ2週間ずっとサントラを鬼リピ。バンドの歩みも調べたりもして、やっとこさ鑑賞。
伝記映画としてはよくある作りです。結成と成功と不和と和解みたいな。起こったことをなぞるだけで正直そこまで面白くはなかったです。流石にこんなにわかりやすい転落と再起じゃなかったと思うんですよね彼ら。でも要所要所で差し込まれる名曲誕生の瞬間のおかげ退屈せず。
フレディのパーソナルなお話が軸になってたので、ライブエイドまでは「これじゃクイーンじゃなくてフレディの映画やん」とか思ってましたが、その分最後の束の間の帰省場面から落涙スイッチがオンしまして、もーそっから泣きっぱなし。
「母さん、僕が戻ってこなくても今まで通り生きていってください」
「誰かが君を愛してくれてるから」
「罪も犯したし罰も受けた
けど償いもした」
「僕たちは勝者だ、友よ」などなどライブエイドでの楽曲もそれまでのフレディの人生や聞く人へのメッセージを表しまくってて…。レディオガガとかあんなにライブで盛り上がるなんて。死を自覚した彼が観客と共に歌うラストソングにいたってはもう顔ぐしゃぐしゃでした。
最初は他のメンバーも掘り下げてくれんかなーとか様々思いながら観てましたが、彼らの音楽が全部吹っ飛ばしてくれました。
そうそう、音楽って理屈じゃなくダイレクトに心に響くもんなんですよね。
伝記映画としての作りはまぁ言ってしまえば王道なんですが、人の血が通った音楽の力を再認識出来た映画でした。
予習して良かったー!!

ちなみに両隣の老夫婦は共にハンカチで何度も涙を拭ってました。やっぱ世代にはすごい響くんだろうなと。史実との差異はあれども、彼らの音楽がここ日本で生きてきた人たちの耳に当時から届いてきたこと、それ自体は事実。