前奏が流れた途端に体が動いてしまう曲がいくつもあった。映画はそんな名曲の誕生に立ち会えるような構成になっていた。
曲を知っていれば、こんなきっかけでこの曲が!と心が躍るだろう。知らなくても歴史的な瞬間に立ち会えるだろう。
イギリスのロックバンド、クィーンの結成から最後の記念的なライブまで、ヴォーカルのフレディを中心に描かれている。
フレディ・マーキュリーが芸名であるとか、家族の話など、知ることによって曲への理解が深まるエピソードも盛り込まれていた。
歌には字幕が入っていたが、何か予言的な歌詞も不思議だ。天才とはそういうものなんだろう。
それから、奇しくも移民問題が審議されている日本で見たことで、イギリスは素晴らしい遺産を得たんだと改めて思った。うらやましいと思う。
個人的にはこの映画でクィーンが再評価されれば嬉しく思う。