もっちゃん

ボヘミアン・ラプソディのもっちゃんのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.5
頭からつま先まで全身揺さぶられてノックアウトされるー
これぞ正に"Rock'n Roll"!!


イギリスのロックバンド≪Queen≫
その結成から、"LIVE AID"でのライブパフォーマンスまでを描く伝記映画。

※LIVE AID
アメリカ、カリフォルニアのJFKスタジアムとイギリス、ロンドンのウェンブリースタジアムで同日同時刻に開催され、世界84ヶ国に衛星生中継も行われるなど、
ライブの規模、出演アーティストの豪華さから20世紀最大のチャリティーコンサートと称される歴史的イベント。
生で観に行った人の映画レビューをお酒でも交わしながら聴きたいものです。お酒飲めないけど。


伝記映画とあるけど、エイズ発症後の晩年がほぼ描かれてないのでちと物足りない。
Queenは元から大好きだったので5点映画誕生かとワクワクしてたが、好きすぎて見る目厳しくなっちゃったパターン。

本作はラストの"LIVE AID"でのライブパフォーマンスでいかにエクスタシーに達するかという「エクスタシー選手権」的な映画だと勝手に受け取った。

伝記映画という媒体を最大限活用して、フレディ・マーキュリーをはじめとするQueenのメンバーに感情移入しよう。
Queenの前身バンド≪スマイル≫へのフレディ加入からの成功を一緒に喜び、
バンド解散の危機という苦悩を共に乗り越え、
"LIVE AID"まで苦楽をともにすれば
もはや観客ではなく、自分がQueenの一員になったかのよう。
そうすればラストのライブシーンではQueenサイドのエクスタシーを味わえる。
個人的には、本作の醍醐味はそこにあると思っている。
さあ、フレディが拳を突き上げたら、自分も握りこぶしをつくって高らかに突き上げよう。
(映画館で鑑賞する場合は心の中で突き上げましょう笑)
もっちゃん

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