伝説のバンド"Queen"のボーカリスト、フレディマーキュリーの伝記映画。初めて映画館で5回以上観た映画であり、観て以来毎日のようにQueenの曲を聴くようになり、初IMAXも本作なので僕にとっては色々と思い出深く影響を受けた作品です。自分は観るまでQueenの曲は2〜3曲しか知らず、メンバーとかの知識はほぼ0でした。
ロック調の20世紀FOX神オープニングからお洒落な文字でタイトルの"Bohemian Rhapsody"が出てき、その後<Somebody To Love>が流れる。これだけで掴みは十分。そこからQueenの曲を挟みつつフレディの人生の一部が完結に描かれます。こういう作品だと曲はいいけど内容は…ってなるものもありますが、今作では曲に頼りすぎてないのがいいですよね。特に僕が好きなのは実際にライブ会場にいるような<We Will Rock You>とラジオで流す<Bohemian Rhapsody>です。
そして何と言っても、大々的に宣伝されていたライブエイドの伝説の21分。期待値をどれだけあげても毎回震えてしまいます。メンバー同士の衝突や解散危機、スキャンダルなど様々な困難を乗り越えて、ウェンブリーの舞台に立っており、どの歌詞も一言一句心に響いてきます。中でも<We Are the Champions>はフレディ及びQueenを象徴するような最高の締めくくり。スタジアムの観客の盛り上がりが我々の心の中の歓声しっかり代弁してくれてますね。
主人公はフレディで彼が軸で話が動きますが、それ以外のメンバーも出演時間は多くないけどそれぞれの魅力が存分に描かれています。ロジャー・テイラーを演じたベンハの女装は可愛らしかったし(笑)。俳優さんたちも皆若いのでこれからが楽しみですねぇ。
予告は抜粋してるシーンが絶妙で音ハメとかが最高に気持ち良いので、映画を観終わってからYouTubeで予告を再度観るのもオススメですよ。
「フレディ、君は伝説だ。」
「いや、"俺たち"だ。」