能戸淳

ボヘミアン・ラプソディの能戸淳のレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
5.0
本当にいい映画だった!
僕はクイーンの曲は好きだけど、フレディをはじめとしたメンバーがどういう人生を過ごしてきたかまでを調べるほど好きではなかった。

でも・・・やっぱり世界のトップを取るようなグループは濃いね。
本作は、主にボーカルのフレディの人生にスポットを当てているんだけど、結束が強いグループだけに、3人抜きでは語れない作品だ。

僕的にはこの映画を観て初めてフレディがザンジバル出身で、家族でロンドンに渡り、半ば押しかけてクイーンに入り、あのスタイルを確立したことを知った。

本作は、そういうフレディの人生について知ったことも多かったけど、この映画はフレディというスーパースターならではの特徴を、ひとつひとつ紹介して僕を驚かせた。
まず、あのスタンドマイクを抜いて歌う歌い方はああやって出来たのか・と驚き。
そして、あのボヘミアンラプソディを作るときには、やっぱりああやって一つ一つ音を重ねて汗をかいてつくったのかという驚き(やっぱり「ガリレオ」ってフツー何?何?って思うよね)。
また、自分の作品に対する強いこだわりと自信に驚き。
さらに、エイズに冒されても、前向きにパフォーマーとして生きる魂の強さに驚き。
あ、最初の映画会社の紹介映像(FOX?)のファンファーレがロック調だったのがいきなり驚いたりしたけどw

そして何より、映画として、ここまで音楽を楽しめる映画があったのかという驚き・・・ライブエイドの場面は本当に興奮したね!!

うん、素晴らしい映画だった!
能戸淳

能戸淳