混んでる映画館が嫌いなので話題作はほとぼり冷めてから観ることにしているんですが、なんかもう当分ほとぼり冷めなさそうなのでしびれを切らして観に行きました（祝日サービスデイだけどさすがにもう満員ではなかった）。
Queenはアルバム単位ではちゃんと聴いたことなくて人並みに有名な曲を知っているだけな私ですが、自叙伝としての骨組みがしっかりしていたので問題なく楽しめました。
とはいえバンドの隆盛やフレディの苦悩といったドラマ部分の描き方に関してはわりとあっさりしてて物足りなさを感じたところもあって（せっかくこれだけ開かれたエンタメ作品なのだから、特に同性愛やエイズに関する描写はもうちょっと深みが欲しかったなぁと思う）、ラストのライブシーンに真価が集約された純然たる音楽映画でした。もはや映画じゃなくて本物のライブの中継観てる気分だった！
世界ではロックが全然流行ってない、日本では洋楽が全然流行ってないこの時代にこの題材の映画がこれだけヒットしているという事実は面白いしロック好きとしてシンプルに嬉しい。やっぱりロックバンドはいいなぁ。
