梅雨

ボヘミアン・ラプソディの梅雨のレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.1
英国にいながら幼少期に国を追われた移民である事、異民族あること、家族の信仰する宗教が移民先の国とは異なること、バイセクシュアルであること、良い悪いではなくこのように多重にマイノリティーである事からの葛藤や差別、苦悩、孤独。

そういった背景を持つフレディ・マーキュリーさんから生まれた、歌詞や曲、パフォーマンスだからこそ、単に歌の上手さなどではなく、QUEENの曲はこんなにも胸を打つのだなと感じました。

メアリーさんとの生涯にわたる関係の描写は
丁寧で、時に彼女への曲や象徴的なアイテムを交えながら印象的で細やかな演出もとても良かった。
1つ不満があるとしたら、ポールとの関係より
ジム・ハットンとの関係をもっと丁寧に描いた
方が良かったのではないかなと思いました。

QUEENの知らなかった曲含め
再聴したくなります。そんな映画。
梅雨

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