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ボヘミアン・ラプソディのJのネタバレレビュー・内容・結末

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

この作品は音楽に力を入れたミュージカルやからこそ、観てて楽しいものがある。そして、その音楽がストーリーに華を添えてるから心に響く感動作になってるね。

ストーリー構成がイーストウッド監督の「ジャージーボーイズ」に似てる。音楽バンドの実話は毛色が似るのか。

もう少しストーリーに波が欲しかったかも。1人の伝説的な人物の人生を描いた映画にしては物足りない気がする。あと、成功部分の見せ方が大きすぎて、フレディの堕ちた部分があまりにもちっぽけに見えた。

「ボヘミアンラプソディ」って曲名のままのタイトルやけど、なぜか「we are the champions 」のための映画に思えた。それぐらい最後に歌ったあの曲には価値があるんじゃないかな。

ラスト20分すげぇ。フレディが、成功しながらも波乱万丈だった人生に自ら終止符を打つように、死を覚悟して最後の力を振り絞ってライブ・エイドに挑む。まさに感動モノ。鳥肌立ちまくった。あれが映画の本編でしょ。それより前のストーリーは、その20分のための前振り。ただ、その前振りがあるおかげで、たった20分の映像に色んな物語が詰まってた。

ライブ・エイドのシーン、実際の映像とほぼ同じでさらに驚き。徹底しすぎてピアノの上のカップも同じやった(笑)。

昔から好きやったラミマレックが主役で本当に良かった。でなきゃ、今すぐ映画館で観よ!とは思わんかった。やっぱりラミマレックの演技が光ってた。何より仕草が同じ。


興奮したけど、お気に入りとは言えないから3.8。
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