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ボヘミアン・ラプソディのもちのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.9
ああ...映画館、IMAX で見れて良かったなぁ...。

音楽とQueenの物語とファンとが見事に合わさった映画でした。
「Queen?曲はどっかで聞いたことあるかもしれないけど...」という方でも大丈夫。見ているうちにQueenの世界に引き込まれていきます。

映画の中で1番心にささったのが、フレディ・マーキュリーの孤独さ。バンドが売れるようになって、メンバーは結婚して、でも自分はゲイだと分かって、そこからフレディの孤独さがひしひしと伝わってきて見ていて苦しかったです。

メアリーに「あなたはゲイよ」と言われてから、メアリーと心の隔たりが出来るところがもう、助けを求める相手もいなくて、不憫で...。

自分のことは自分が決めると言い、気ままに振舞っていたフレディが、自分を受け入れてくれる存在を探せずにもがいていた時を経て、ポールとの決別が出来た時には、思わず「良かったね...!」と言いそうになりました。

最後のライブエイドの場面は、いかにクイーンというバンドが愛され、熱狂的に受け入れられていたかというのが分かりました。

強烈な個性でありながら、世界中のファンに受け入れられることは、並大抵のことではないんだろうな...。

人生短いんだから、思ったこと、感じたことを人の顔を伺わないでやってみようと改めて思いました。仕事でも、家でも、自分らしくいて否定されない場所を選ぼうと思います。
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