七麦

ボヘミアン・ラプソディの七麦のネタバレレビュー・内容・結末

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

クイーンを知ったのは、中学一年生だった。1992年頃だったので、フレディは既にエイズで亡くなっていた。エイズのこと感染源のことを知ったのはこの時だと思う。バンドの大ファンにはならなかったけど、どの歌も曲も新しくてかっこよく、好きになった。子供だった私にとっては、昔のすごいバンド!という認識だった。

知っていたけれど、どこか遠い話だったものが、今回の映画で、現実味を帯びて突き刺さった。彼らも生身の人間で、当たり前ながら、様々なものと戦って、生きていたんだ。クイーンが生まれてライブエイドに至るまで、フレディの孤独が埋まることはあったのだろうか。最後には、満ち足りた気持ちになっただろうか。彼の孤独を利用した人たち、彼らも強い疎外感や抑圧された思いを抱えたまま大人になり、歪んでしまったのだろうか。孤独を埋めるためにアルコールやドラッグや退廃的な人間関係を築く姿を見て、胸が痛かった。