MayuShimada

ボヘミアン・ラプソディのMayuShimadaのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.0
人生の最後の部分まで描かれないからこそ彼の伝説的な特徴が強調されるという手法…

つい調べちゃうよねその後を。つい好きになっちゃうよね…!

いろいろ細かい部分のタイミングを映画にする上で事実とは少し変えているようです。家系がインド出身だとは知らなかった。ファルーク・バルサラなんてなんだかかっこいい響きじゃないか。本人は気に入らなかったようだが。
フレディがこんなに胸に孤独を抱えて生きていた人だとは思ってませんでしたねぇ。映画見ててある部分では自分と似てるなって思うところがある人もいるんじゃないだろうか。
人間くさい人っていうか、繊細だし、ずーっと自分の居場所を探し続けてた人なんだろうなと。

あるんだけどね、居場所。バンドのメンバーとか家族とか、みんなずっと受け止めてくれていたんだけど、最初に居心地の悪さを感じてしまうと、居場所がある状態を知らないわけだからわからないんだよね、どういう感覚が受け入れられてるってことなのか。

とか、きっとフレディはこんな気持ちだったんだろうなって勝手に想像しながら見てました。

小だったか中だったか忘れちゃったけど、学校の掃除の時間にクイーンの曲がかかってたんですよ。その時間の放送担当の先生がどっちのファンかによって、クイーンかビートルズのどっちかが流れてたのを覚えてます。
当時の私は母の影響もあってビートルズ派だったんですけど、これ見たらクイーンも良い。
いやもちろん嫌いではなかったですよ?ただ別に特には…って感じだっただけで。

振り返ると贅沢な掃除の時間だったよなぁ。

ライブエイドのセットリストの意味深さね。
フレディが何を思ってもう一度クイーンとして歌おうと思ったのか考えるとね…
I don't wanna die
I sometimes wish I'd never been born at all
この歌詞ヤバイよ。あそこまで映画見てここ聞いたら泣けてきちゃうよね。

死にたくないのに、産まれてこない方が良かったって思う時があるなんて苦しすぎる。
せめてどっちかにしてくれぇ…

映画見終わったあとすぐライブエイドの本人の方の映像探して見ました。
ほぼそのまんまなのね。すごい再現度。
クイーンの成長と会場と一体になる感動と、フレディの人生の苦しさがあいまって、印象的で魅せられるラストシーンでした。
最初にちょっとだけ出てくるのよ、同じシーンが。でもちょっとだけ画が違う。その辺でフレディの心境の変化を表現している粋なところも好き。

女装するMVも本人の探して見ようと思いまーす 笑
MayuShimada

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