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ボヘミアン・ラプソディのchiyoのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.5
2020/5/3
クイーンに関する知識がなく、映画自体を楽しめるか心配だったけれど、それは全くの杞憂に。意識的に聴いていなくても、いつかどこかで耳にした曲がたくさん。そして、これだけでクイーンと分かる独特の足踏みと手拍子、その誕生の瞬間を見られたことが嬉しかった。が、フレディ個人の人生を見ると、成功者にありがちな傲慢と堕落があり、本当に勿体ない限り。ただ、人種とセクシュアリティの問題、信頼する人の選び間違え等、彼を悩ませるものがあまりにも多すぎた。ラストを飾るのは、20世紀最大のチャリティーコンサート「ライブ・エイド」。あの場所に居られた人は、最高に幸せだったと思う。フレディがメンバーに病気を知らせるシーン、フレディと父親が抱擁するシーンでちょっと泣いた。「ライブ・エイド」での演奏終了後、フレディがメンバーを振り返るシーンも好き。
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