秋のホラー映画大攻勢2発目にて、昨年より大変楽しみにしていた作品。(1発目はクワイエットプレイス、この後にit comes at night、ヘレディタリーと続きますぞぉ！楽しみぃ)
しかし、結論から言うと、若干物足りずーー無念。
少女が大人になる通過儀礼を描いたホラー映画の定型フォーマットに則りながら、確かにトリアー監督らしい不穏な演出で独自性は認められつつも、どこか凡庸に感じてしまうプロットがどうにも力不足。
それこそ、2018年今年に公開された同じ様な形式の「RAW」のエクストリームな作劇と比較すると、どうにもストレートに過ぎるかなと思います。
しかし、テルマを演じたエリー・ハーボーの危うげで繊細な演技は大変魅力的ではあります。
じわじわと不安を煽っていく演出自体は大変好みなので、監督自体の今後は注目していきたい。
