ああ…美しい…北欧ホラーの独特な冷たさと少しグロテスクな感じな映像が好みだなあ
アンニャとのシーンひとつひとつが繊細で、見惚れた。アンニャ役の女優さんも妙に凛々しくて、テルマと並ぶとお似合いでドキドキした。また、恋に落ちていくテルマが自分の中で認められないと踠く姿が苦しくてもどかしい気持ちになった。
結局、テルマの能力が何故身についたのか、宗教や神の存在が彼女の自我の解放によってを目覚めさせたのか…謎な部分が多いが私はとっても好きな作品だった。
最近、自我の解放をテーマとする映画が増えてきて嬉しい…これは『RAW』のように目覚めてしまった覚醒系なのは間違いないが、テルマは小さい頃からその能力が始まっていたのでまた違うジャンルかなと思った。『ブルーマインド』の方が近いかなあ
それにしても北欧のプールってなんか冷たくて、神秘的で美しいよね。『ぼくのエリ』を思い出したよ。建物の作りとか部屋の内装も空間を意識してるような構造が北欧映画ならではで素敵だと毎回思う。
