テルマのもるのネタバレレビュー・内容・結末

冒頭から父親らしき男が少女に銃を向ける不穏なシーン。
のちにあれはテルマを悪魔として捉えている父親の葛藤と気づき鳥肌が立った。
北欧の鬱蒼としつつどこか引き込まれるような雰囲気に浸れる。
アンニャとのラストはなんとも言えない不快感がいつまでも喉の奥にこびりついて離れない。
設定に首を傾げる部分もあるものの、これはもうこういう物語なんだなと納得できた。たぶん監督が描きたかったのはそこじゃないし。
最も不幸なのは誰だったのか、今になっても分からない。
いい百合映画でした。