もうヘロヘロ。
泣いてのめり込んで微笑んで泣いて……この幸福感。間違いなく青春映画の金字塔と評されるに相応しい出来。瑞沢最高ーー!
個人的に下の句に上の句ほどの盛り上がりを感じられなかったのは「個」だからだったのだと改めて理解する。
「結び」は思いっきり「結」の話。
競技だけではなく、人に支えられ、人と関わって生きていく幸せを、カルタ部3年間の記憶と太一の切ない恋を絡ませて昇華させていく。
かつて仲間がいた人はその時代を懐かしみながら2時間応援し続けることでしょう。ああ青春っ!
ちはやも太一も新も肉まんくんも机くんもかなちゃんも変わらぬ愛おしさ。新米の後輩たちも物語に馴染んで違和感なし。
横山克さんの劇伴に乗った競技の迫力と物語の疾走感。
いつまでも見守っていたい。
自分自身の記憶のように幸せな逸品。