まりぃくりすてぃ

ちはやふる ー結びーのまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)
4.2
よっしゃー、クライマックスにチカラあり! 実写映画としての最低限の使命は果たしてる。最低限のね。

紙の中にも無限の(人生とかの)広がりがある偉大な原作漫画は、単なる青春スポ根&ラブをとっくに大きく超えてる“真心の聖書“なんだけど、スクリーンへと移し替えられちゃうと(スタッフ&キャストがいくら原作の神性に敬意払ってマックス努力しても)いつもこんなに狭い。
だけど、、、、このシリーズ映画と主演女優には文句つけちゃいけない空気がある。空気も実力の内、と素直に思いたくもなる。

ところで、全世界八百万人のヒョロファンの一人としては、小寒い。ヒョロ君を千早が抱きしめる屈指の美シーンがないんだもんな。「上の句」よりもシナリオがパッとしなかった「下の句」で、ヒョロ&ドS須藤(坂口涼太郎さん&清水尋也さん)だけが安定的に心奪うキャラ(漫画そっくり!)でいてくれたことも忘れがたいし、この完結編でせめてヒョロ君にもっと喋らせてあげたかった。
泣ける場面といえば、菫ちゃんの塩辛落としもないねぇ。
それ以上に、私の最大関心事だった「はたして松岡茉優さん(クイーン詩暢役)の10㎏増量はあるか?!?!」も予想通りのスルーか。。。。

でも、“the 無駄美人”千早を演ずるために生まれてきたとしか絶対思えない広瀬すずさんがあいかわらず髪量ごと眩しい! どうか脇役たち(や照明さんや音声さんら 笑)の気持ちもいっぱい汲める気立てのよい女優として育っていってね。
メインおのこ二人、、、ハッピーエンドの予感がいつも全然しない不思議男優マッケン vs 美形度の80点未満感を謙虚に自覚してる周平、の“痛まず分け”ラストについてはまあ特に思うことはない。原作完結してないし。


◆私の好きな原作漫画内キャラ◆
①千早のお母さん ②太一 ③菫 ④千早 ⑤ヒョロ ⑥かなちゃん ⑦詩暢 ⑧須藤 ⑨原ぴー ⑩夕部慶子 ⑪女帝 ⑫由宇(地味だけど) ⑬美馬君 ⑭周防名人 ⑮机 ・・・・ほか

◆私の好きな映画内キャラ◆
①須藤 ②千早 ③ヒョロ ④菫(優希美青さん) ⑤周防(賀来賢人さん) ⑥詩暢 ⑦机(森永悠希さん) ⑧肉まん(矢本悠馬さん) ⑨原田師匠(國村隼さん) ⑩子供時代の千早 ⑪子供時代の新