『ある日、気が付いたんです。
「青春」という文字の中に「月日」があったこと。
とたんに青春が惜しくなりました。
自分の中に青春を探し始めました。』
ついに完結してしまいました。
上の句、下の句、そして本作ー結びー。
ああ…どれも最高だったな…
三部作全て見終えた今、原作ファンの私もこの実写化は大成功と言わざるを得ないと改めて思います。
ビデオパスでー繋ぐーを観たときは正直、映画オリジナルキャラの登場に胸がざわつきましたが全然アリでしたね！
むしろ彼らのおかげで上手くまとまった感じです。
というか「しのぶれど」と「恋すてふ」の使い方は反則じゃないですか！？
まんま太一と新じゃないか…なんだよこの脚本…神か…
そして今回も流石のすずちゃんでした。
すずちゃんの「共感させる力」って素直にすごいと思うのです。
すずちゃんが笑ってると自然に笑みがこぼれてくるし、泣いてるとこっちまで泣きたくなります。
本当に素晴らしい女優さん。
すずちゃん、綾瀬千早を演じてくれてありがとうございます。
やっぱり大好きですちはやふる。
漫画も映画もちはやふるを見るといつも無性に泣きたくなるんですよ…
なんでかな？って思ってたら周防さんが言ってましたね。
若い時代、人生の春にたとえられる時期。
あの頃私何してたっけ？って、思い出すだけで懐かしくて少し恥ずかしい、なんとも言えない気持ちになります。
千早達ほど王道ではなかったけど、その"月日"は確かに私にも訪れて、あっという間に過ぎてしまった。
永遠じゃないとわかっていても、いざ失うとこんなにも眩しく感じるものかと胸が熱くなりました。
原作は少女コミックだけどこの作品に関してはどうか遠ざけずに沢山の人に観てもらいたい。
