銀幕短評 (#117)
「ちはやふる −結び−」
2018年、日本。 2時間8分、公開中。
総合評価 94点。
高校競技かるたの映画。
とてもバランスよく素敵に仕上がっている。とりわけ 脚本、撮影、演出が大変よい。花マルである。もう一度、映画館で観たい。彼らとおなじ高校生に戻って、女の子と。
2016年公開の「ちはやふる −上の句−」「ちはやふる −下の句−」(#23、24、評点81点)の続編であり完結編。この −結び−、の素晴らしさは、前2作を観てからこそ 完成形となる。みんなの青春が、きらきら輝いている。さて わたしの青春は、いったいどこに行ったのだろう?
百人一首には、好きな歌、そうでもない歌、どうでもいい歌が たくさん収められているが、わたしの一番は やはりこれである。
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の
われても末(すえ)に あはむとぞ思ふ
あなたは、どの歌が いちばんお好きですか。